堀口エンジニアリングの仕事が、日本の空の「当たり前」を創る
私たちが担うのは、航空機が安全に離着陸するために不可欠な「ホイール」の超精密な修理・加工です。
これは、単なる「整備」ではなく、日本の航空輸送を根底から支える、極めて社会的意義の大きい仕事です。
今回は、当社が取り組む「空の安全を守る」仕事についてお話します。
【事例】「ホイール修理」知られざるプロフェッショナルの仕事
当社が修理している航空機のホイール(写真はイメージです。)
1-1. 過酷な環境にさらされる「ホイール」
大型旅客機は、もともと長距離の国際線を飛ぶことが多い飛行機です。
しかし国内線の場合、国際線に比べ1日の離発着回数が倍以上となり、ホイールは着陸のたびに高熱と衝撃を受け続け、想定をはるかに超えるスピードで摩耗していきました。
これは、我が国国内線特有の極めて過酷な運用環境と言えます。
1-2. 「ホイール」修理の困難さとやりがい
国内線では、短期間で離発着を繰り返すことから、新品のホイール交換需要も高く、これに応じて修理頻度も上がっていきました。
こうした現状を背景に、当社に与えられたのは「最優先で最新機のホイール修理・再生を行う」というミッションでした。
長年培ってきた圧倒的な修理ノウハウと技術力を武器に、私たちはこの困難かつ責任重大なミッションに迅速に対応。
必要な数のホイールを修理・再生して供給し続けることで、この重大なミッションをクリアすることができました。
この貢献は、単に部品を納めたという話ではありません。
日本の空の定時運航率を維持し、多くの人々の移動を支えたことを意味します。
この成果は、お客様である航空会社から正式な形で表彰をいただくという、最高の評価につながりました。
私たちの品質、スピード、そして対応力が、最高水準にあることの何よりの証明です。
ニッチトップだからこそ得られる「誇り」「成長」「技術力」
2-1. 「最後の砦」と呼ばれる、技術者最高の誇り
航空機部品の修理・再生は、非常にニッチですが、人々の命を預かるため極めて高い専門性が求められる世界です。
私たちは、この分野のトップランナーとして、「日本の空の安全」という社会インフラを、決して表には出ない場所から力強く支えています。
お客様の緊急の困りごとに、自分たちの技術で立ち向かい、解決へと導く。
これこそ、技術者にとって最高の誇りではないでしょうか。
堀口エンジニアリングの仕事は、いわば日本の航空業界全体の課題解決に貢献する、責任ある仕事と言えます。
2-2. 国内シェアが証明する「圧倒的な重要性」
高すぎる専門性
当社は、国内大手航空会社のタイヤ整備を担う企業からの加工依頼を、ほぼ一手に引き受けています。
航空機ホイール加工において、国内シェアは約9割超。
この数字が、私たちの技術が日本の航空輸送にとって、どれほど不可欠な存在であるかを物語っています。
ミッションは「安定運行」
私たちの加工が滞れば、日本の主要な航空機の運行スケジュールに直接影響を与えかねません。
あなたの仕事は、日本の物流と人々の移動を「下支え」する、他に類を見ない重要なミッションです。
2-3. 失敗は許されない!1/100mmに挑む「究極の精度」
航空機のホイール加工は、私たちが日々挑む、究極の技術戦です。
- 摩耗との戦い: 航空機は離着陸の度に、高価なホイールのボルト穴などが摩耗し、「ガタつき(楕円化)」が生じます。
- 世界基準の要求: 航空機メーカーが定める厳格な仕様書は、まるで精密機械の設計図です。加工精度は、1/100mm(髪の毛の太さの約1/5)レベルの誤差も許されません。この世界水準の要求に応え続けることが、私たちの技術者の証です。
- 技術者の熱意: 加工の中でも、ホイールを機械に固定し、寸分の狂いなく基準点を設定する「芯出し」は、最も時間がかかり、熟練を要する作業。
2-4. 最新鋭機が「生きた教科書」になる成長環境:部署を超えた「チームワーク力」
私たちの仕事は、一人のスタープレイヤーだけで完結しません。
以下のような様々な部署が緊密に連携して業務を遂行しています。
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部門 |
役割 |
新卒からの成長ステップ |
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営業 |
お客様と仕様書調整/確認、見積書作成、入出荷調整 等 |
まずはここから。お客様との信頼関係を築く「会社の顔」です。 |
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加工 |
NC工作機械などを用いた超精密加工 |
当社のコア技術。5年以上かけて、ベテランから技術を継承します。 |
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検査 |
受け入れ・完成品の精密寸法測定、品質保証 |
確かな目と知識で、品質の最終チェックを担う重要なポジション。 |
補足1:ホイール修理事業の概要
当社は、航空機部品整備会社からの二次委託を受け、約25年間にわたり航空機ホイールの加工を手掛けています。
航空会社からオーバーホールに出されたタイヤの分解・点検過程で、修理が必要と判断されたホイールの加工を担当します。
補足2:修理プロセス
精密加工
- 仕様書に基づき、 摩耗で楕円形になったボルト穴を一度大きく広げ、筒状の部品「ブッシュ」を製作。
- ブッシュを挿入後、ブッシュの内側を正規の寸法に再加工し、新品同様の精度を復元します。
修理には営業、加工、検査の3部署、合計8~10名が携わります。
ホイール修理の様子(一部抜粋)





私たちの工場では、最新鋭機の部品修理のような一般のメンテナンス業者では対応困難な専門的な案件が、頻繁に修理対象として運び込まれてきます。
特に最新鋭機のホイールは、多い時には年間1,000本もの修理を手掛けており、これは世界でも類を見ない実績です。
💡当社の現場には、事業立ち上げから25年間、ホイール加工一筋で活躍する75歳の超ベテラン技術者もいます。
2-5. 再生技術のプロ
航空機の部品は、一つひとつが非常に高価で、製造にも大きなエネルギーが必要です。
私たちは、摩耗した部品をすぐに新品に交換するのではなく、高度な修理・再生技術によって、その寿命を最大限に延ばすことを追求してきました。
当社では、高価なホイールを廃棄しないよう、「ブッシュ」という部品を交換しながら何度も再生させる高度な技術を持っています。
これは、持続可能性(サステナビリティ)にも貢献する、未来を見据えた技術です。
私たちの仕事は、航空会社のコスト削減に貢献するだけでなく、限りある資源を守り、地球環境の負荷を低減させる、サステナブルな航空整備を実現しているのです。
まとめ:堀口エンジニアリングの挑戦が、日本の空の信頼を築く
私たちの仕事は、決められた作業を繰り返すルーティンワークとは全く違います。
それは、日本の空の「安全」と「信頼」を文字通り創り上げていく、創造的で社会貢献性の高い仕事といえます。
当社ではこんなこともやっています!
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