今回の記事では、マレーシアの発電所でのラインボーリング加工の様子とともに、技術を磨くことで広がる技術者の活躍フィールドについてご紹介します。
こんな方に読んでほしい記事です。
・機械加工や設備保全の技術を活かせる仕事を探している方
・技術者としてさらにスキルアップしたい方
・国内外問わずさまざまな現場で技術を発揮したい方
・製造業(プラントメンテナンスなど)の海外出張に興味がある就活生や高専の方
マレーシアの発電所で挑んだラインボーリング工事
2026年5月10日から24日にかけて、当社社員がマレーシアの発電所へ出張し、ボーリング加工を実施しました。
今回の案件は、発電設備の安定稼働を支える重要な仕事です。
海外の現場であっても、求められる精度や品質は国内案件と変わりません。
むしろ、やり直しが難しい海外案件だからこそ、より確実な技術と入念な準備が求められました。
発電設備を支える重要な補修加工
今回は、発電タービンに付属する蒸気弁内部の円筒部をボーリング加工しました。
発電設備の中核を担うタービンでは、どの部品にも高い加工精度が求められます。
わずかな寸法のずれが設備の安定稼働に影響するため、今回の現場でも当社が得意とする高精度なボーリング加工を実施しました。
「現地へ行く前に、現地をつくる」
今回の案件で特に重要だったのが、出張前の準備です。
大型設備の補修では、現地で試行錯誤する時間は限られています。
もし加工方法に問題があれば、工期や設備運用にも大きな影響を与えかねません。
そこで当社では、出張前に社内で模擬加工を実施しました。
加工方法や測定手順を事前に検証し、現地で想定される課題を洗い出します。
「現地へ行く前に、現地をつくる」。
↓タービン蒸気弁の円筒部を再現.webp?width=1216&height=1621&name=%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2_%E4%BA%8B%E5%89%8D%E8%A9%A6%E9%A8%93_%E3%83%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%20(2).webp)
海外案件では、現場での対応力だけでなく、事前準備の質が品質を左右します。
今回の工事も、こうした準備の積み重ねがあったからこそ、スムーズに進めることができました。
言葉が通じなくても、精度は伝わる
現地では、言葉の壁という海外案件特有の課題もありました。
現地スタッフとのコミュニケーションでは、通訳だけでなくジェスチャーも交えながら意思疎通を図り、作業を進めました。
図面や設備仕様が異なっても、設備を正常な状態へ戻したいという目的は共通です。
加工方法を確認し、寸法を測定し、精度を追い込む。
その作業に国境はありません。
技術を共通言語として、現地スタッフと協力しながら工事を進めました。
真円を追い込む職人技
現場での作業は決して容易ではありませんでした。
マレーシア特有の高温多湿な環境に加え、蒸気弁内部は作業スペースが限られています。
芯出し作業では、腕を上げた状態で何度も調整を繰り返す必要があり、体力的な負担も大きい現場でした。
さらに、加工では真円度を確保するため、慎重な測定と調整が求められます。
地道な作業の連続ですが、その積み重ねが設備の安定稼働につながります。
世界中のインフラを支える仕事は、こうした見えない部分へのこだわりによって成り立っています。
技術者にとって、世界は思ったより近い
今回の担当者にとって、海外出張は初めての経験でした。
出発前は大きな不安があり、緊張の日々を過ごしていたといいます。
しかし、出張前に実施した模擬加工を通じて加工のポイントを把握していたため、現場では自信を持って作業に臨むことができました。
これまで培ってきた技術と経験こそが、現場での大きな支えとなったのです。
今回の経験を通じて、「技術があれば世界中どこでも仕事ができる」ということを実感する機会になりました。
技術が活躍のフィールドを広げる
当社では、ラインボーリングをはじめとする現地機械加工技術を活用し、国内外の設備保全を支えています。
工場、発電所など、設備がある場所が私たちの現場です。
今回のマレーシア案件は、その一例に過ぎません。
若手・ベテランを問わず、技術を磨き、経験を積むことで、国内だけでなく海外案件に携わるチャンスもあります。
技術者として成長した先にあるのは、より難易度の高い仕事への挑戦や、世界各地の現場で活躍する機会です。
当社が求めているのは、単に機械を扱う人ではありません。
現場で考え、工夫し、技術で課題を解決できる技術者です。
技術が活躍のフィールドを広げる。
そんな環境で、自分の可能性を広げてみませんか。
ご興味をお持ちの方は下記応募フォームより、会社説明会/工場見学にお申し込みください。